好きだから叱る
『叱る』と『怒る』の違い
『叱る』と『怒る』の違いは何でしょうか。『怒る』というのは、時として子
供への愛情を忘れてしまうほど、自分の感情をそのまま子供にぶつけたり、ひ
どい言葉を言ってしまったり、手を出してしまいます。子供に反省させるとい
うより、恐怖を与えてしまうことにもなりかねませんよね。
それに対して『叱る』というのは、その子のより良い成長を願って、自分のし
たことについて反省させるという愛情のある行為です。
子供に対して、成長を願う思いが込められていなければ、それは『叱り』では
なく『怒り』になってしまい、子供にとって決して良いことではありません。
子供の健やかな成長のために、さらに向上してほしいという思いで叱りましょ
う。
その子にあった叱り方
子供が過った行動をして、注意しなければならないとき、その子がどのような
子かによって叱り方は変わってきます。
兄弟でも性格は違うでしょう。上の子に叱る時と下の子に叱る時は微妙に違う
のではないでしょうか。
少し注意されただけでも落ち込んでしまう子、落ち着きがなく人の話をきちん
と聞かない子、すぐにふざける子などさまざまです。
叱り方についても、いつも同じように大声で叱ったり、いつも同じように説明
を繰り返すだけでは、子供もいつものように聞き流してしまうのではないでし
ょうか。
最も適していると思う叱り方をしましょう。叱り方によって効果が大きく期待
できる場合もあるし、逆効果になってしまうこともあります。
自分に問いかけよう
子供に大事な話をしている時に、ちょこちょこ遊んだり、知らん振りをされた
ら、どんな叱り方をしますか?
「あなたのために一生懸命話をしているのに・・・」と自分の気持ちを踏みに
じられたような気になって、大きな声を出したことはないでしょうか。
自分の話を無視されたとこに怒っていませんか?子供を叱るときは「子供のた
めに叱る」という思いを常に自分に問いかけましょう。
思いは伝わる
不思議なもので、親の気分がのらない時は、子供の気分も沈んでしまいます。
「今日はウキウキする!」と思えば、子供も明るく、素直にお手伝いをしてく
れたりします。
子供の直感は、大人以上に敏感です。自分を叱っている言葉や表情のわずかな
変化から、相手の心を感じ取ります。
- 「自分のことを思って叱っているのかな」
- 「今日は機嫌が悪いな」
- 「自分の都合のいいようにしたいだけなんだ」
そんなことを感じながら冷静に聞いています。
私たちも子供の時、叱っている親を見ながら「今日はイライラしてる
な・・・」なんて思った事ありましたよね。
親の真剣な願いや思いは、知らず知らずのうちに子供に伝わります。「私は、
あなたが好きだから叱るのよ」という気持ちを常に忘れずに接していると、そ
の思いは必ず伝わります。